Vosne Romanee 2019 / ﾌｧﾌﾞﾘｽ ｳﾞｨｺﾞ ｳﾞｫｰﾇ ﾛﾏﾈ生産年：【2019】ラベル汚れ有

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斜面下部ながら、谷間を吹き抜ける風の影響を強く受け、繊細で上品な酒質となる村名ヴォーヌ・ロマネ。ニュイ・サン・ジョルジュの境界線に位置する斜面下部の区画ラ・クロワ・ブランシュの葡萄を主体にブレンド。斜面下部ながら繊細で上品なワインを生み出すオー・レアに近いこともあり、石灰質が強く、ミネラルに富み、非常にエレガントで旨味がしなやかに広がる。樹齢は40-80年超。70％除梗を行い、自然酵母を用いて発酵を行う。228Ｌの樽で18か月の熟成（新樽20％）を行い、清澄とフィルターは極力行わない。ピノ・ノワール。

生産者・生産地についてProducer / PRODUCING AREA

“ワインの神様”と言われる「アンリ・ジャイエ」の指導を受けた造り手若かりし頃のジャイエを感じるワインを生む。ファブリス・ヴィゴ氏当主になった当時はまだ若く、技術を駆使して凝縮したワインを造っていたが、1992年に近所に住む伝説の醸造家アンリ・ジャイエ氏がヴィゴ氏の蔵を訪れ、「もっと自然に忠実な心地よい果実味のあるワインを造りなさい。手を加えすぎると本来の個性を失います」とアドバイスする。以降、生き生きとした生命とテロワールを素直に生かしたワイン造りを行うようになり、「ジャイエスタイル」を体現した大自然のエネルギーを表現するワインで、圧倒的な低収量、自然な造り、樹齢の高いブドウ木が味わいに素晴らしい深みを与える。実際に、彼の造るワインは、「アンリ・ジャイエに通じるニュアンス、エネルギーがある」「若かりし頃のジャイエのよう」と、評論家や漫画家、識者や通の間でも高く評価されている。彼の造るワインは、ベーシックからプレミアムまで魅力的なワインばかり。中でも、看板ベーシックの「コトー・ブルギニヨン」は、グラン・クリュがある「ヴージョ村」と「フラジェ・エシェゾー村」の樹齢35年超のピノ・ノワールを使用して造られる。一般的な「コトー・ブルギニヨン」は、平凡な畑から、“ガメイ種を30-50％混ぜて造るのに対し、同家はピノ・ノワール100％と、価格が2倍以上のワインと同様のスペック。看板プレミアムの「ヴォーヌ・ロマネ・レ・ダモード」は、ヴォーヌ・ロマネ村で、DRCがラターシュとして買い残した極僅かな“ゴーディショ”の畑と並ぶ「超希少レア」な斜面上部の樹齢78年を超えるブドウから造られる。